心の問題はたくさんあります

クライエント様の状況・ニーズに応じて適切な方法を選択していきます


その一つ一つに的確に応えるために私たちは、様々な心理学や治療技法を学んでまいりました。

そこで当オフィスに来られる方の問題の例と、それに対して実施している主なアプローチについて解説させていただきます。 ご相談、お問い合わせをするときに参考にしていただければ幸いです。

 

もちろん、ここにない他の問題でもお受けしております。お気軽にご相談ください。

ルーエ

●うつ病、休職、復職の問題
近年増加しているうつ病やそれに伴って休職していたり、復職を目指している方が多くいらっしゃいます。医療と連携しながら、日々の過ごし方、ものごとのとらえ方、考え方を検討し、元気を取り戻すお手伝いをさせていただいています。また、休職を防ぐために、早い段階でカウンセリングに来られる方もいらっしゃいます。

発達障害の問題
自閉スペクトラム症、注意欠如/多動症(ADHD)と考えられる方の相談も非常に増えています。児童期には療育についてのアドバイスを保護者より求められたり、思春期以降に社会生活がうまくいかなくなり、相談に来られる方も多くいらっしゃいます。また、専門医療機関の診断に必要な心理検査、心理アセスメントを当所で受けることができます。専門的な検査結果レポートも作成できます。

摂食障害の問題
拒食、過食などの食事にまつわる心身の状態や人間関係の問題は対処が難しいとよく言われます。医療と連携しながら、こだわりの解きほぐし方やストレス対処法、家族の対応法をお伝えします。

依存症・嗜癖の問題
アルコール依存、ギャンブル依存のご本人、ご家族の相談にも対応しています。依存症についての理解を進めると同時に、心理的な問題の解決を目指します。また、盗撮などのやめらない嗜癖の問題もご相談に応じます。

不登校、ひきこもりの問題
学校に行けない、行きたくないと訴えるお子さんとご家族の相談も多く受けています。再登校への支援、あるいは他の道の検討を一緒にさせていただきます。

能力・性格・生き方の検討

自分自身のこれまでの生き方や性格を振り返り、新しい方向性をさぐることは、人生のある時期に必要なことがあります。科学的な心理テスト、専門的な心理面接で自分を探ることは、非常に興味深い体験になるでしょう。こちらでは、個別の知能テストやアドラー心理学のライフスタイル診断やキャリアカウンセリングといった心理学的方法を用いて、意義深い時間を過ごしていただきます。

ストレス対処、リラックス法

ストレスを上手に解消し、仕事の能力や効率を上げるためにはリラックスすることがとても重要です。しかし、意外に難しく、奥が深いのが力を抜くこと、リラクゼーションです。ここでは自律神経の働きを調整したり、本番に強くなるための心身の緊張を取る方法をお伝えします。とても気持ちの良い体験になること請け合いです!

ルーエ

当所で使用する主な臨床心理学的アプローチ

ブリーフ・セラピー、家族療法、認知行動療法、アドラー心理学、催眠療法、イメージ療法、応用行動分析学、タッピング、気功法、臨床動作法、条件反射制御法などなど。

カウンセラーが身につけた臨床心理学の理論、技法を駆使して、適切にクライエント様の問題解決に至るよう努めます。


<ブリーフセラピー>

 解決志向アプローチなどと呼ばれ、従来のカウンセリングは時間と費用がかかり過ぎたとの考えから、より効率的に、具体的な解決をイメージしながら進めていくものです。

 

 過去をいたずらに振り返るのではなく、未来に向かっていくこと、クライアント様の問題より、より良い資質や長所に焦点を当てていくところが特徴です。

 

 そのために、多彩な質問技法があり、それにより考えていくことで自然に新しい方向性が見えてくるようになります。

 

 どのような問題にも適用できますが、対人関係の悪循環やものごとに行き詰った時に脱出する方法として優れています。

<認知行動療法>

 近年最もホットで最先端のアプローチで、うつ病や抑うつ状態といった気分の落ち込みに対して効果が高いことが実証されています。

 

「認知」とは「ものの見方、考え方、イメージ」のことで、誰もが自分なりの認知の特徴を持っています。

 うつになりやすい人は、例えば「白か黒か決めないと気がすまない」「完全主義」といった極端な認知を持っている傾向があるといわれています。

 

 認知行動療法では、より良く、より楽に生きれるようになるための認知を修正するトレーニングをします。またマインドフルネス瞑想や呼吸法などを取り入れた、ものごとにとらわれないやり方もお伝えします。「気持ちが楽になった」「いかに否定的な考えにとらわれていたかわかった」といったご報告がよく寄せられます。

<アドラー心理学>

 オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラーが創始した心理学で、大変実践的と最近日本でも注目されています。

 過去を問うのではなく、その人の未来への目的を考える「目的論」、その人のポジティブな面を大きく育てていこうとする「勇気づけ」などの肯定的で、明るいアプローチが特徴的です。

 子育てや教育、対人関係、人生の方向性などの問題に特に威力を発揮します。

 

 教師、セラピストなどの教育や援助職、あるいはビジネス・パーソンなど対人関係の仕事をされる方には非常に有効であり、強くお勧めします。

<家族療法>

 心の問題の多くには家族が絡んでいます。そのため家族のコミュニケーションを整理したり、変化させることで問題や症状が変化したり解決することがよくあります。

 家族療法は、家族のコミュニケーションに焦点を当てることで解決の糸口を作り出すことを目指します。

 不登校や非行、摂食障害などの思春期の問題に特に有効ですが、家族以外にも職場のような組織の問題にも役立ちます。

<催眠療法>

 催眠とは意識をトランスと呼ばれる催眠状態に導くことで、不安や緊張感を解消したり、その人の持っているリソース(長所、強み)を伸ばしていこうとする方法です。リラックスした気分の良い状態の中で、自律神経的な症状を改善したり、ポジティブな方向性を作っていきます。

 ただ多くの一般の方には、催眠は魔法のようなイメージで思われていますが、けしてそのようなものではありません。実際のセッションでは催眠の誤解を解きながら、自然に始めていきます。

 こちらでは、催眠療法に革新をもたらしたミルトン・エリクソンの催眠法を主に用い、自律訓練法や自己催眠法などのセルフ・ケアの方法をお伝えすることもできます。

<臨床動作法>

 動作法とは、「動作」を用いて身体の慢性的な緊張をほぐし、身体の緊張をほぐすことで心をほぐす技法です。全身の様々な個所に働きかけることが可能です。医療・福祉・教育等の多くの領域で活用され、身体各部の痛みやリハビリテーション、自閉症、心身症、抑うつ症状、統合失調症などの症状の改善に成果が報告されています。

 

 体験された方は「気持ちよかった」「力の抜き方がわかった」などと報告してくれます。